第25回日本術中画像情報学会 The 25th Annual Meeting of the Japan Society of Introperative Imaging

会長挨拶

会長 荒川 芳輝(京都大学医学部脳神経外科 教授)
第25回日本術中画像情報学会
会長 荒川 芳輝
京都大学医学部脳神経外科 教授

第25回日本術中画像情報学会を、2025年6月28日(土曜日)にハートンホテル京都で開催いたします。

本学会のテーマは「可視化の限界と挑戦」といたしました。術中画像診断は、さまざまな状況を可視化することで脳神経外科手術の精度と安全性を高める、不可欠な技術です。しかし、現在の可視化技術にはいくつかの限界があり、それらを克服するために多くの挑戦が続けられています。本学会では、医療従事者とエンジニアが一堂に会し、術中画像診断における可視化の限界を共有し、議論を深めることで、新たな挑戦への取り組みを推進することを期待しています。

日本術中画像情報学会の歴史は、2003年に札幌で開催された第1回日本脳神経外科術中画像研究会に始まります。本学会は、特に術中MRIや神経モニタリングを活用した診療の標準化や安全性の向上に貢献してきました。術中画像技術に関する最新の研究成果や臨床応用を共有し、進化を遂げる術中画像技術に伴う課題や新たな診療手法についての議論が活発に行われてきました。しかし、未だ、脳機能や神経線維をリアルタイムで脳内に可視化する技術は確立されておらず、「見えないために困難が生じている」、「可視化されれば手術の質が上がる」といった、多くの課題が残されています。

今回、京都で開催される本学会は、第25回目の記念すべき大会となり、四半世紀にわたってこの分野が成し遂げてきた成果や課題、そして今後進むべき方向性を議論する絶好の機会となるでしょう。

皆さまと京都でお目にかかれる日を楽しみに、本会が会員の皆さまにとって有意義な場となるよう、万全の準備を進めております。ぜひ、多くの皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。

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